こんにちは!
歯科衛生士の清水です。
今回は「ガマ腫」についてお話ししていきます。
ガマ腫とは、舌の下側にある唾液を作る工場(舌下腺)から唾液が正常に流出できなくなり、唾液が溜まってドーム状に腫れる病気です。
見た目がガマガエルの喉に似ている事からガマ腫という名前が付けられています。悪性ではありません。
口腔底(部分ベロを上にあげた時に見える底の部分)が腫れる舌下型が多いですが、顎の下の部分が腫れる顎下型もあります。何らかの刺激(歯ブラシで傷つけたなど)が原因で唾液の出口が封鎖され、唾液が溜まることにより出来ると言われています。
症状としては、ベロの裏側の腫れや薄青い色の変化があります。
痛みはほとんどありませんが、舌下型の場合は大きくなると、食事の時に気になったり、発音がしにくくなったりします。また、小さい病変の場合、気付かれずに経過する事も少なくありません。顎下型の場合は、顎の下にこぶのようなものが出来て見た目にわかる様になります。
同様に口の中が膨らんでくる病気として、がんなども考えられますので、当院に受診してください。見た目や触った感じ、経過、画像検査で診断します。
40歳以下の女性や、子供に多いと言われているので、歯だけではなく歯茎や粘膜も普段から見るように心がけてくださいね!